Mercedes-Benz Fashion Week TOKYO (2012-13年秋冬東京コレクション)でバックステージメイクアップを担当した、メイベリン ニューヨーク専属 メイクアップディレクター MIZUへのインタビュー。

洋服とそれを着る人の美しさをひき立てるメイクを目指して。MAYBELLINE NEW YORK専属 メイクアップディレクター:MIZU

デザイナーの求めるイメージをメイクアップに表現する

「ファッションショーのメイクアップを手がけるときに意識しているのは、服そのものはもちろん、ライティング、音楽などショーを構成するあらゆる要素とのバランスを見る客観的な目線を忘れないこと。今回も、それぞれのコレクションをひき立てる良いバランスで仕上がったと思います」
すべてのショーを終えたバックステージ。清々しい笑顔で話すのはニューヨークで活躍するメイベリン ニューヨーク専属 メイクアップディレクター MIZU。今回2度目の参加となったMercedes-Benz Fashion Week TOKYOでは、デビューを飾ったデザイナーから、今シーズンを最後にパリに旅立つベテランデザイナーまで、5ブランドのショーを担当した。

「2度目とはいえ、今回が初めてのデザイナーさんもいましたし、前シーズンご一緒した方もまた新しいものを作り上げてきているから、どのショーもチャレンジでした。デビューコレクションのATSUSHI NAKASHIMAでは、ショーの終盤はがらりと雰囲気を変えるということで、メイクも変えてほしいという要望をいただいたんです。それで前半の強いアイラインに、ライティングが映えるシルバーのアイシャドウを大胆にプラスして、見ている人が違和感を感じるようなインパクトを作りました。ショーの最中だから、メイクチェンジの時間は、モデル1人1分もなかったんじゃないかな(笑)」

そんな時間的制約の中で、ベストなメイクアップを実現するために大切なのは、コミュニケーションと臨機応変な対応。事前のディスカッションはもちろん、時には直前までデザイナーや演出家とコミュニケーションをとりながら、提案と変更を重ね、コレクションを最大限にひき立てるメイクが完成した。

その人の本来の美しさをメイクアップでひき立てることが大事

「今回は全体的にミニマムなメイクアップが多かったですね。肌の質感はマットな陶器肌からグローウィなツヤ肌までバリエーションがありましたが、そこに何をプラスし何を引いていくかという“差し引きのバランス”を、どのショーでもすごく考えさせられました。特にaraisaraは究極のナチュラルメイク。メイクアップだけで見ていると、もうちょっと手を入れたくなっちゃうんですが、服とのバランス、デザイナーの表現したいことを踏まえ、『何もしない勇気』が必要でした」

そんなミニマムなメイクの中に光るのが、MIZUの発想とテクニック。たとえば、洗練された雰囲気が印象的だったA DEGREE FAHRENHEITのメイクアップでは、リップにファンデーション等を混ぜて色味を抑え、コレクションテーマの「冷たさ」を強調。日常使いのメイクアップアイテムを使って、ランウェイから新しいメイクアップを提案し、メイベリン ニューヨークのコンセプト「FROM CATWAL TO SIDEWALK.」(ランウェイのトレンドを日常に)を表現した。

「ランウェイでコレクションやそれを着るモデルの美しさをひき立てるように、日常でもメイクアップはその人本来の美しさをひき立てることが大事。差し引きの計算、全体のバランスを意識しながら、トレンドやショーのメイクアップをヒントに、自分らしいメイクアップを見つけてください」

2009年7月、メイベリン ニューヨーク専属 メイクアップディレクターに就任した、ニューヨーク在住の日本人メイクアップアーティストMIZU。
仙台出身のMIZUは、卒業と共にニューヨークに拠点を移す。その後、Peter PhilipsやMark Carrasquilloなどメイクアップの巨匠の元で修行をつんだ後に独立。
彼の型にとらわれないメイクアップ方法が国内外問わず、多くのカメラマン・編集者の支持を得る。最近では、国内外の主要モード誌のメイクアップ・ファッションページを担当する他、ウェラやエイボンなどの広告キャンペーンなども幅広く手がけている。

RECOMMENDED ARTICLES

FASHIOTWITTER ON MAYBELLINE NY #MaybellineJPxFASHION

TWEET NOW! #MaybellineJPxFASHION

MAYBELLINE NY ON MOBILE:http://m.maybelline.co.jp

for win
for mac